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KNOWLEDGE

緑化の基礎知識

INTRODUCTION

植物を知ることは、自然を知ること。

青空の下の草地に咲く黄色い花

緑化は公共工事だけの専門技術ではありません。庭づくりや家庭菜園、道端の植物など、私たちの身近な自然にもつながっています。

このページでは、植物を覚えるための知識ではなく、身の回りの自然を見るときの小さな手がかりをご紹介します。いつもの景色に「なぜだろう」という視点を加えると、植物と土地の関係が少しずつ見えてきます。

SECTION 01

法面緑化とは

道路や河川、造成地などで見かける傾斜した地面を「法面(のりめん)」と呼びます。土が露出したままでは、雨や風の影響を受けやすくなるため、その場所に適した方法で表面を守る必要があります。

施工前の土が露出した法面
施工前
施工後10ヶ月が経過し緑が育った法面
施工後10ヶ月経過

法面緑化は、植物によって景観を整えるだけのものではありません。土の表面が流れ出るのを抑え、周辺環境とのつながりをつくるなど、防災と環境保全の両面を考える取り組みです。

SECTION 02

自生種とは

自生種とは、その土地の気候や土壌、ほかの生きものとの関わりの中で、長い時間をかけて根づいてきた植物です。地域の環境になじみ、その土地らしい景観をつくりながら、周囲の自然とつながって生きています。

自生種

植物の分布は、風や水、動物などの力によって少しずつ変化していくものです。一方、現代では人の移動や物流により、植物が短期間で遠くへ運ばれるようになりました。その変化が地域の生態系へ影響する場合もあるため、緑化では、その土地に育つ植物を知り、自生種を尊重する視点が大切になります。

だからこそ、その土地にもともと育つ植物を知り、尊重する。

自生種を大切にすることは、植物を善悪で判断するのではなく、その土地が長い時間をかけて育んできた自然との関係を考えることです。アヤメ緑化工業では、こうした考え方を大切にしながら、その土地の自生種を活用し、地域の自然とのつながりを育む緑化工事にも取り組んでいます。

SECTION 03

北海道の自然環境と緑化

北海道には、積雪や凍結、大きな寒暖差など、本州とは異なる自然条件があります。同じ植物、同じ方法であっても、場所が変われば育ち方が同じになるとは限りません。

気候だけでなく、土の性質や水分、周辺に育つ植物を丁寧に見ること。その土地を理解することが、無理なく長く育つ緑化につながります。

北海道の形を表した図

SECTION 04

植物は環境を教えてくれる

同じ地域でも、日当たり、土の状態、水分量によって、そこに生える植物は変わります。道端や公園、庭先の植物は、その場所の特徴を静かに伝えています。

名前を知らなくても構いません。「日なたと日陰では違うだろうか」「雨のあとに元気になるのはどの植物だろう」と眺めてみるだけで、いつもの風景が少し違って見えてきます。

日当たり

土の状態

水分量

植物を見る視点を少し変えることは、身近な自然を楽しむ入口になります。

SECTION 05

緑化工事の流れ

緑化工事は、植物を植えたところで終わるものではありません。土地を知ることから始まり、育ち方を見守りながら、地域の自然へつないでいきます。

  1. 01

    調査

    土地の状態や周辺環境を知る

  2. 02

    設計

    その場所に合う方法を考える

  3. 03

    施工

    植物が育つ環境を整える

  4. 04

    維持管理

    育ち方を見守り、支える

  5. 05

    自然へつながる

    地域の風景として根づく

A NEW PERSPECTIVE

身近な自然にも目を向けてみませんか。

道端に咲く花や、公園の草木、庭の植物。何気ない風景も、少し視点を変えるだけで新しい発見があります。

緑化とは植物を植える技術だけではなく、その土地の自然を理解し、未来へつないでいく取り組みでもあります。